GMから中国の会社に売却された流れ
皆さんも既にご存知の通り、米連邦破産法11条の適用を受けて経営再建を目指しているゼネラル・モーターズ(GM)は
「ハマー」の売却を決めました。
その売却先が中国の重工メーカー「四川騰中重工機械」であると発表されてから、
ハマーファンから不安の声が聞こえ始めてきました。
両社はハマーの売却を今年9月までに手続きを完了される動きで話し合いが進んでいるようです。
尚、ハマーの2008年の年間販売台数は全世界で約4万台となっています。
このハマーの売却先である「四川騰中重工機械」とは中国の四川省成都市に本社を置く民営企業で、
従業員は約4,800人の重工メーカーです。主に建設機械やトラックのほか、
石油化工設備や橋梁(きょうりょう)設備などを生産しているという事業内容をみて誰もが驚いたことでしょう。
自動車メーカーでもない会社にハマーが渡ってしまうということを。
現在のハマー
ここまで至った経緯を簡単に説明しますと、
ここ数年のガソリン価格高騰で販売不振に陥っていた「ハマー」は、
会社全体の業績不振で結局経営再建を余儀なくされたGMにとっては「お荷物ブランド」だったということです。
売却先が決まらなければ、清算となって「ハマー」自体がこの世からいなくなってしまうという危機的な状況でした。
そこで、ハマーの売却先として名乗り出たのが「四川騰中重工機械」でした。
このハマー売却によってGMのリストラが早くも一歩進展したということで、
経済的にはうまくいったのでしょうが、
ハマーファンとしてはどうも納得ができていない人が多いのではないでしょうか。
しかし、両社の売却交渉が暗雲が立ち込め始めてきたようです。
「四川騰中重工機械」の買収資金不足や中国政府やメディアによる反発による影響が表面化してきたようです。
実は「四川騰中重工機械」は1年以上に渡って支払いを放置している事実も分かってきました。
また、中国国内では省エネ政策を推し進めている最中に、
燃費の悪い大型SUV車は政策に逆行する動きとして、
様々なメディアでは疑問視する論評を相次いで掲載しています。
もしかしたら、この売却交渉、窮地に陥ってしまう可能性は高いようですね。